フィコビリタンパク質

分析用タンパク質およびコンジュゲート

フィコビリタンパク質

フィコビリタンパク質は、シアノバクテリアと海藻に由来する水溶性蛍光タンパク質です。いくつかの異なるタイプが特徴づけられており、これらのうちの 2 種類(R-フィコエリスリンとアロフィコシアニン)は、幅広いバイオテクノロジー用途で主直の蛍光検出試薬となっています。

Agilent フィコビリタンパク質(旧 ProZyme 製品)は、カリフォルニア州で連続培養により栽培された独自の天然資源から製造されています。これらの高度に精製された製品をさらに精製することで、最高品質のフィコビリタンパク質を得ることができます。

本製品は一般的な実験用途での使用を想定しており、医薬品医療機器等法に基づく登録を行っておりません。

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特長

  • Agilent フィコビリタンパク質(旧 ProZyme 製品)は、カリフォルニア州で連続培養により栽培された独自の天然資源から製造されています。これらの高度に精製された製品をさらに精製することで、最高品質のフィコビリタンパク質を得ることができます。安定したタンパク質であり、スペクトル特性を変えることなく、一般的なタンパク質架橋技術によって抗体や他のタンパク質に簡単に結合することができます。
  • R-フィコエリスリン(R-PE)は、フローサイトメトリおよび Luminex® またはその他のビーズベースのアプリケーションで使用される最も一般的なレポータータンパク質の 1 つです。R-PE は、きわめて高い吸収率、高い量子効率、大きなストークスシフト、可視波長での励起および発光帯域を特徴とします。
  • アロフィコシアニン(APC)は、きわめて高い吸収率、高い量子効率、大きなストークスシフト、強い励起ピークを特徴とします。このタンパク質は、一般に蛍光免疫標識として用いられ、特に蛍光活性化細胞選別(FACS)または時間分解蛍光共鳴移動(TR-FRET)アッセイを含むアプリケーションで使用されます。架橋結合した APC は、利用可能な APC の中で最も安定しています。これは、APC の α β サブユニットが架橋されており、カオトロピック塩の存在下で構造の完全性を高めることができるためです。
  • B-フィコエリスリン(BPE)は、特定の紅藻類から分離されたフィコビリタンパク質です。BPE の中で最も蛍光性の高い分子が得られます。Agilent BPE は、他のフィコビリタンパク質と同様に蛍光性で、きわめて高い吸収率、高い量子効率、大きなストークスシフト、可視波長での励起および発光バンドを特徴とします。
  • C-フィコシアニン(CPC)は、藍藻であるスピルリナ種から分離されたフィコビリタンパク質です。CPC は、他のフィコビリタンパク質と同様に蛍光性で、きわめて高い吸収率と高い量子効率を特徴とします。CPC の吸光極大波長は 620 nm、発光極大波長は 647 nm です。
  • ペリジニン-クロロフィル-タンパク質複合体(PerCP)は、Dinophyceae 種から分離されます。きわめて高い吸光度、高い量子効率、大きなストークスシフトを特徴とし、励起極大波長は 482 nm、発光極大波長は 677 nm です。一般的に蛍光免疫標識として使用され、特に蛍光活性化細胞選別(FACS)を含むアプリケーションで用いられます。

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